2008-03-12

サンフランシスコなど、自由で大きなゲイ・コミュニティを有し、一見ゲイカルチャーに対して寛容に見えるアメリカですが、もともとキリスト教が深く根付く国であるだけに、ゲイに対する反発・差別はまだまだ強く残っています。アメリカでは2003年、マサチューセッツ州で初めて同性結婚が最高裁により認められました。現在のところ、アメリカでは唯一ゲイの結婚を認めている州となります。しかし、1996年に通った”Defense of Marriage Act”(結婚防衛法)という法律により、州は認めても国は認めない、という複雑な状況です。つまり、国としてはゲイ・カップルの配偶者資格は認めず、連邦法のもとでの社会保障や恩給を受けることは出来ない、ということになります。またカリフォルニアを始め、多くの州で「ドメスティック・パートナーシップ」を認めています。これは「結婚」ではないけれど、一般的な結婚における権利に近いものが与えられます。例えば遺産の相続、葬儀の執行、病気治療の決定などの保証です。
同性結婚をめぐる動きは山あり谷あり。意外にも保守的なアメリカの体制に、ちょっとびっくりしませんか?